緑広がる住宅街に、社会福祉法人太陽の丘福祉会(仙台市)が運営する「仙台ローズガーデン」はある。
 約3400平方メートルの温室は、赤や黄色、ピンクなど色とりどりの花が一面に広がり、まさに別世界。心洗われる光景に、思わず息をのんだ。
 知的障害のある利用者約70人が枯れた葉を摘み取り、水やりをして、バラやガーベラ55種計約1万3000株を栽培する。バラは今月が見頃。来場客を歓迎する利用者の笑顔と共に咲き誇っている。
 丹精込めて育てた花々はブーケやギフト用の花束などとして、主に施設内の店舗で販売される。バラの花びらを添え、利用者が材料の下準備や盛り付けをした弁当も人気。フラワーアレンジなどの教室と施設見学を組み合わせた弁当付きのツアーも好評という。
 施設長の高橋信也さん(43)は「利用者個々の得意な作業を生かせる環境で、社会的、経済的な自立を支援したい」と話す。近年は食品製造や軽作業の受注も手掛け、利用者が選べる仕事の幅が広がっている。
(大芳賀陽子)

[仙台ローズガーデン] 仙台市泉区北中山4の26の18。午前9時~午後4時。花束やブーケは500~5000円。弁当は600~1500円で3日前までに要予約。いずれも価格に応じて特注できる。駐車場は約20台分。連絡先は022(376)1187。