仙台市泉区のアトリエ・ソキウスはNPO法人が運営する障害者小規模地域活動センター。建物は住宅街にある一戸建てで、1階の14畳ほどのスペースが陶芸の作業場になっている。
 利用者は真剣な目で土を切り出し、形を作る。奥には専用の窯を二つ備える。作品は湯飲みやカップから、箸置きやブローチといった小物まで多彩。職員の筆田雄一郎さん(31)は「焼き加減や色の付け方の違いで十人十色の一点ものになる」と話す。
 センターには精神障害などのある約30人が、「生活リズムを整えたい」「いずれ働きたい」といった目標に応じてそれぞれのペースで通う。陶芸は作業療法の一環で始めたが、会員制交流サイト(SNS)を通じて全国に作品の取扱先ができたという。
 今の稼ぎ頭は「ネコ」たち。箸置きは素朴な色付けながら、今にも動きだしそう。使うほどに愛着が湧くかもしれない。かわいらしい形を眺めていたら、埼玉の実家にいるネコのラッキィに会いたくなってきた。
(高橋一樹)

[アトリエ・ソキウス]仙台市泉区南光台4の30の23。連絡先は022(301)1252。ツイッターとインスタグラムはatelier_socius。箸置きやブローチは1個200円前後から。障害者施設商品の共同店舗「エフブンノイチ」(若林区荒町)などで購入できる。