記者が小学生だった約20年前、ルーズソックスをはく高校生は憧れの存在だった。短いスカートに、白のボリュームのある靴下。脚が細長く見えた。

 今や絶滅したアイテムかと思いきや、仙台市青葉区の靴下専門店「COPO仙台クリスロード店」で売っていた。長さ50~120センチの5種類、約10点が並ぶ。

 「女子高生の制服のスカートは膝丈がトレンドなので、短めの靴下が主流」と店長の遠藤茜さん。近年、ルーズソックスは2カ月に1本売れる程度だとか。スカートの丈に合わせ、靴下の流行も変わるらしい。

 だが、需要は思わぬところにあった。

 青葉区のアルバイト従業員工藤夏生さん(19)は「東京ディズニーランドに行くとき、高校の友達とおそろいではいた」と明かす。街で出会った女子高生によると、文化祭やハロウィーンの仮装などでコスプレにも使われているという。

 行事では、華やかなヘアアレンジや濃いめのメークが許され、ルーズソックスが合うとか。「ギャルの象徴」であることに、今も変わりはないようだ。
(大芳賀陽子)

[ルーズソックス] 長めの靴下で、ゴムを抜いてはくスタイルもはやった。「だらしなファッション」と称され、1990年代後半~2000年代前半、女子高校生を中心に人気を呼んだ。1996年の新語・流行語大賞でトップ10入り。「仙台発祥」との説もある。