バブル景気の平成初期に大流行したスイーツ「ティラミス」が、じわじわ人気を取り戻しつつある。仙台市青葉区の「ホシヤマ珈琲店」本店は昨年、3種類の商品をメニュー化した。懐かしい味を求めるファンが増えている。

 コーヒー味のプレーンタイプと抹茶味の定番に加え、月替わりで季節の果物を取り入れた1品を提供。10月はクランベリーを使い、相性が良いココアをスポンジに染み込ませた。

 店は1989年創業。自家焙煎のコーヒーにマッチするチーズケーキが看板メニューだったが、店長の木村俊介さん(37)が「視点を変えて新しい挑戦をしたい」と新商品の開発に着手。レトロな店内の雰囲気に合わせ、かつて流行したティラミスを選んだ。

 近頃は写真共有アプリ「インスタグラム」を意識し、パンケーキやフレンチトーストを扱う喫茶店が多い。木村さんは「インスタ映えは見込めないかもしれないが、味には自信がある。毎朝仕込むふわふわのクリームを楽しんでほしい」と話す。(桐生薫子)

[ティラミス]コーヒー風味のスポンジとマスカルポーネのクリームを合わせたデザート。日本では1990年ごろ、イタ飯(イタリア料理)ブームと共に大ヒットした。ホシヤマ珈琲店本店では飲み物とのセットメニューで提供する。1600円(税抜)から。