2000年、沖縄サミットを記念して発行された2千円札。かれこれ10年以上は見ていないが、沖縄県内では今も多く流通しているという。近場でお目にかかろうと、青葉区に同年オープンした沖縄物産店「ゆいまーる」にお邪魔した。

 店内は定番のお土産に地元野菜、工芸品など沖縄ムード一色。2千円札も必ずあると勝手に期待したが…。「用意してないよ。そういえば最近見ないねえ」と店主の鈴木とよ子さん(70)。残念、当てが外れた。

 七十七銀行出納課によると、営業店に毎日約15億円分の紙幣を送るが、2千円札は過去1年間でも7800万円分だけ。宮城での流通は極めて少なさそうだ。

 でも「銀行なら両替できます」と鴫原智課長が教えてくれた。まれに要望があるため、各店とも常に若干枚ストックしているとのこと。早速、青葉区の南町通支店で1万円札と申込用紙を窓口に出すと、首里城が描かれた2千円札5枚をすぐにもらえた。

 もう少し希少価値が高まるまで使わずにとっておきたいが、果たして。(高橋一樹)

[2千円札紙幣]表側は首里城の守礼門、裏側は源氏物語絵巻と紫式部が描かれている。日銀によると、当初は五千円札以上の流通量を見込んだが、2000年と03年の計8億8000万枚(1兆7600億円分)以降は製造されていない。24年度の主要紙幣の刷新後も新たに作られる予定はないという。