東北医科薬科大小松島キャンパス(仙台市青葉区)内にそびえるクロマツ「瞑想(めいそう)の松」。ほど近い青葉区台原の4差路から北へ。台原森林公園を左手に眺めながら公園の北端まで進み、市道鶴ケ谷中山線に行き当たる。この約1.8キロの道が「瞑想の松通り」だ。

 「森林公園などがあり、季節の移り変わりがはっきり分かって気持ちのいい道」。通りに接する市青年文化センターの職場に20年以上通う市市民文化事業団事務局次長の二瓶利夫さん(56)は話す。

 瞑想の松は樹齢660年以上とされ、明治期の文芸評論家高山樗牛(ちょぎゅう)(1871~1902年、鶴岡市出身)が旧制二高(現東北大)在学中、木陰で思索にふけったことで知られる。

 旧制二高OBの「尚志同窓会」が会員高齢化に伴う解散を前に、通りに愛称を残す運動を進め、2011年3月に決まった。当時事務局にいたOB八木浩さん(88)=太白区=は「樗牛や瞑想の松を広く知ってもらう良い名前を残せた」と語る。(丸山磨美)

[瞑想の松通り]旧制二高(現東北大)OBによる尚志同窓会(2011年10月解散)が、瞑想の松に近い通りに街路樹を整備したのをきっかけに、10年8月に旭ケ丘南部連合町内会、旭ケ丘町内連合会と連名で仙台市に要望書を提出。翌年3月に選定された。