高さ180メートル。東北で最も高いビル、仙台トラストタワーは2010年に完成した。高層ビルの増えた仙台市内でもひときわ存在感を放つ。

 外資系高級ホテル「ウェスティンホテル仙台」とオフィス、飲食店街が入る。富裕層の外国人旅行者を一手に集める一方、屋外広場で毎年開く「東北タイ×フェスタ」などのイベントも徐々に定着してきた。

 運営する森トラスト(東京)の松井徳彦仙台支店長は「完成10周年の来年は新しい価値を感じられる雰囲気が高まる」と話す。何やら仕掛けを構想中とのことで、楽しみにしている。

 晴れ渡った12月のある日、レストランと宴会場がある最上階(37階)に初めて上った。東は太平洋、西は蔵王連峰までくっきりと見える展望に圧倒された。ランチが付いた「天空ヨガ」が人気イベントだという。

 もう少し気軽に行けそうなのは26階のバーラウンジ「ホライゾン」。1、2杯だけなら数千円で、普段お目にかかれない夜景を堪能できそうだ。地上での日々に疲れたときに来ようかな。
(高橋一樹)

[仙台トラストタワー]仙台市青葉区一番町1の9の1。1~5階の「トラストシティプラザ」には飲食店、診療所など21店舗、6~24階のオフィスは65社が入る。25~37階のホテルの客室は292室で、1~3階に国際会議も行える大宴会場を備える。地下には459台分の駐車場がある。