仙台市太白区秋保町湯元の温泉街から西へ約1キロ。名取川沿いに広がる約2万5000平方メートルの庭園の一角に「市太郎の湯」はある。

 男女とも約7~12平方メートルの内風呂と2種類の露天風呂がある。内風呂の浴場は木の香りが心地よい。高さ約8.5メートルの天井と南向きの大きな窓が特徴的。開放感に包まれる。

 少しとろみがあり、緑がかった湯は弱アルカリ性。利用客からは「芯から温まり、冬場でも湯冷めしにくい」と評判だ。

 温泉に入ると、庭園の散策も無料になる。こけむした巨大な「秋保石」や大小さまざまな池が配置され、風流な景色が広がる。春から秋には足湯も楽しめる。

 温泉や庭園などを運営する天守閣自然公園の早坂智博支配人(38)は「四季折々の自然に触れ、温泉に入って日々の疲れを癒やしてほしい」とアピールする。

 温泉と食事、散策が付いた平日限定の「市太郎セット」(1780円)を体験。そばを食べ、雪の残る庭園でせせらぎに耳を澄ませ、冷えた体を温めた。正月疲れが取れた気がした。
(松本果奈)

[市太郎の湯]仙台市太白区秋保町湯元源兵衛原10。1~2月の営業は平日が午前10時半~午後5時、土日祝日が午前10時~午後5時半。8、10月以外の第3金曜日と年末年始は定休。入浴料は高校生以上800円、中学生730円、4歳以上400円、1歳以上200円。連絡先は022(398)2111。