自転車のBMX(バイシクルモトクロス)のフリースタイル・パークは、上り坂で加速して宙に飛んだ自転車のライダーがハンドルを巧みに操って、車体を回したり、乗ったまま宙返りしたりする競技だ。

 タイヤの直径は約50センチ。小さな自転車に乗ったライダーは「パーク」と呼ばれる競技場の坂や曲面を駆け、飛んで技を披露し、高さ5メートル超の空中や地上で、難易度や正確さを競う。

 競技歴約20年の会社員高橋範成さん(36)=仙台市青葉区=は週に1回、宮城野区新田東のパークで、練習仲間とBMXを楽しむ。

 得意技は、空中で体をひねる「インバート」。高橋さんは「恐怖を感じながらも、技が成功したときは達成感がある」と言う。

 仲間の一人で、競技用自転車の販売店「バイクスポーツing」(宮城野区)を営む太田尚志さん(42)=若林区=は「高さや回転数がBMXの魅力。五輪を機に、やってみたいと思ったら、パークに来て声を掛けてほしい」と話す。(小田島悠介)

◎仙台からプロを/競技歴約20年の高橋さん

 BMXは自転車1台さえあれば、仲間とつながれる競技です。私も幅広い年代の仲間と知り合うことができました。今後は、競技経験を生かし、地域の子たちと一緒に自転車に親しみ、仙台からプロ選手を育てられたらうれしいです。

[BMX] 自転車を乗りこなす技術の高さを競う「フリースタイル」のうち、競技場内の勾配や斜面などを使い技を繰り出す「パーク」が東京五輪で新種目になった。スピードを競う「レース」は2008年北京五輪から採用され、若者を中心に近年、国内外で人気が高まっている。