怖いもの知らずの子どもたちがコンクリートの傾斜を駆け上がり、難しいトリック(技)に挑む。仙台市宮城野区のスケートボードショップ「アーリーウープ」の練習場。土曜開催のスクールはキッズスケーターで盛況だ。

 マナーの問題などで異端視されがちだった「スケボー」。だが創造性と競技性の高さは若者を引き付け、各地で専用コースが増えている。晴れて五輪の仲間入りも果たした。

 「希望者は増えている。野球やサッカーをやってた子たちがはまってる」。アーリーウープの伊藤隆太コーチ(39)が目を細める。

 日本の10代が国際大会で躍進し、東京五輪ではメダルの期待も高まる。宮城県勢もアーリーウープで基礎を学んだ仙台市泉区の小学5年赤間凛音(りず)さん(11)が昨年、日本選手権ストリート女子で2位、国際大会でも4位と頭角を現し、強化選手ともなっている。

 庄子貴之店長(43)は「世界を目指す目標が身近にいて、子どもたちの大きな励みになっている」と話す。(浅井哲朗)

◎技磨き上目指す/日本の強化選手・赤間さん

 サーフィンをしている父の影響で小学2年で始めました。東京オリンピックに出場できたら、世界の選手と一緒に滑って戦いたいです。自分にしかできない技を精いっぱい磨き、今18位にいる国際ランキングのもっと上を目指します。

[スケートボード]階段や手すりなどの構造物を配したコースで争う「ストリート」、くぼ地状のコースが舞台の「パーク」の2種目がある採点競技。東京五輪の日本代表は男女共に、1種目につき開催国枠1人を含む最大3人を、国際ランキングなどから選考する。