「電気が好き」と自認する。2018年7月からユアテック電気設備部の施工センター所長を務め、若手を中心とした29人をけん引。「技能五輪」の選手育成、施工技術の向上などに情熱を燃やす。

 技能五輪全国大会は1963年に開始。現在は原則、23歳以下の技能者が約40職種で競う。同社が参加する電工部門はダクト工事や金属管工事などの技を組み合わせて配線工事を行う。

 自身は82~84年に選手として出場し、2回銅メダルを獲得した。「金メダルを狙っていたので悔しかったが、古里の人から祝福され達成感があった」と回顧。「培った技術や精神はその後の仕事にも役立つ」と強調する。

 秋田県東成瀬村出身、秋田工高卒。79年、ユアテックの前身の東北電気工事に入社した。「自分が手掛けた現場に明かりがついた瞬間がうれしい」。主に電気設備畑を歩み、学校や工場、トンネル、港の旅客ターミナルビルといった現場で工事に携わってきた。

 最近は東北の工業高生の技術・技能の向上を図るコンテストで審査を担うなど、業務を通じた社会貢献の機会も増えている。「社内外で人材育成に力を入れていきたい」と語る。