東北電力グループの東北インフォメーション・システムズ(仙台市、トインクス)で、主に民間企業や公共団体向けの情報セキュリティーを担う。「リスクを正しく認知していただくことに力を入れている」と話し、不審メールへの対応訓練、セキュリティー診断といったサービスを提供する。

 今年に入り、三菱電機やNECが大規模なサイバー攻撃に遭っていたことが表面化。東京五輪・パラリンピックに向けてサイバー攻撃の増加が懸念されている。「手口は複雑、巧妙化している。完全な対策はなく、最悪の事態を想定することが肝要だ」と訴える。

 陸前高田市小友町出身。東日本大震災の津波で古里が変わり果て、リスクと向き合うことの大切さを一層強く感じるようになった。「まれにしか起こらないリスクへの対処は難しい。命や資産など何を守りたいかを深く考えなければならない」と肝に銘じる。

 トインクスは、情報セキュリティー技術のスキルアップを図る競技会「仙台CTF」の運営に協力している。「人材育成にも力を入れたい。東北で一番の技術力と人間力を持ったチームを作り、メンバーと楽しく仕事がしたい」と語る。