東日本大震災から8年4カ月となった月命日の11日、参院選宮城選挙区(改選数1)に立候補している自民党現職愛知治郎氏(50)、立憲民主党新人石垣のり子氏(44)の両陣営関係者は、県内沿岸部の被災地を訪れ、震災復興への決意を示した。

 愛知氏の応援で、小泉進次郎党厚生労働部会長は夕方、岩沼、石巻両市を回った。愛知氏は不在だったが、岩沼市玉浦西地区では、復興政務官だった2013年、被災地初となる集団移転事業の宅地引き渡しに立ち会ったエピソードを披露した。

 集団移転先として整備された石巻市のぞみ野では、「みなし仮設を考えたのは愛知氏だ」と候補者を持ち上げ、「政治が全てではない。国民の力が日本をつくった。それを示したのが被災者の皆さんだ」と力を込めた。

 野田聖子前女性活躍担当相は午後、仙台市青葉区一番町の中心商店街で愛知氏と並んで立った。応援演説で「被災地が復興したとは言えない。愛知氏と共に頑張る」と誓った。

 石垣氏は午後、公示後初めて県北の沿岸部に入り、地元議員らと災害公営住宅や商店街を駆け回った。

 発生時刻の午後2時46分ごろ、南三陸町志津川の南三陸さんさん商店街で献花台の前に立ち、黙とうをささげた。「ラジオ番組の取材でも被災地を訪れていたが、候補者となった今は立場が違う。責任の重みを感じる」と気を引き締めた。

 気仙沼市では災害公営住宅「市営南郷住宅」を訪れ、住民に向かって街頭演説に臨んだ。「目に見える復興は進むが、見えない部分の被害は人それぞれ。地域の声を丁寧に聞いていきたい」と訴え、被災者の心のケアなどに対する支援の必要性を強調した。

 同市内であった演説会にも出席し、支持者と気勢を上げた。

 宮城選挙区では、政治団体NHKから国民を守る党の新人三宅紀昭氏(57)も立候補している。