アイリスオーヤマは7月1日、AI(人工知能)によって個人認証と検温が同時にできる「顔認証型AIサーマルカメラ」を発売する。新型コロナウイルスの感染拡大の第1波を経て施設やオフィスが徐々に再開する中、集団感染防止を目指す企業や医療機関、飲食店などのニーズを見込む。

 0.3~2メートルの距離で顔を近づけると、約0.2秒で事前に登録した個人の特定と検温を行う。設定以上の体温や登録されていない個人を検出すると、音声アラートで通知する。最大5万人登録でき、検温の誤差は0.5度という。

 個人認証はマスクを付けていても可能。設定すればマスクの着用者のみ入場を許可したり、出退勤を登録したりできる。顔認証をオフにして飲食店やクリニックでも使用できる。価格は税抜き25万円。

 4月に発売したAIサーマルカメラの「ドーム型」「ハンディ型」に続く機種。同社によると先行機種は感染防止対策のニーズが高く、計画の約2倍の販売台数で推移している。担当者は「新機種はセキュリティー対策と併せて活用してほしい」と話す。