仙台市は30日に判明した新型コロナウイルス感染者5人のうち、80代無職の男女2人は台原デイサービスセンター(青葉区)の利用者と発表した。市内の高齢者施設で利用者の感染は初めて。市はセンターを当面、臨時休館する。2人が利用した日に居合わせた32人のうち、数人は何らかの症状が表れているといい、市保健所は検査を急ぐ。

 80代男性は25日に倦怠(けんたい)感があり、28日に発熱した。デイサービスを利用した23、28日はセンターに他の利用者が計25人、職員が計8人いた。濃厚接触者は今後特定するが、市は30日に計33人の検査を始めた。

 80代女性は保健所支所から連絡があり、入院先の医療機関で抗原検査を受けて陽性と分かった。他に8人が検体採取を終え、31日に結果が判明する。残る24人は31日以降に検査する。

 センターは毎日午前9時半~午後4時半にプログラムを提供。利用者は午前中はリハビリ、午後は食事や昼寝、入浴などを行う。感染防止のため利用者は朝に検温し、施設に入る際はアルコール消毒していた。食事や入浴時を除き、常にマスクを着用するという。

 市はセンターに併設する台原老人福祉センターも当面、臨時休館とする。入り口が同じで、施設内の動線や職員が一部共通する。隣接の台原コミュニティ・センターも臨時休館する。