宮城県東松島市社会福祉協議会は、家庭で余った食品を集め、支援機関などを通じて困窮世帯に届ける「フードドライブ」を始めた。新型コロナウイルスの影響で生活に困る人が増えている実態を踏まえ、食品の寄付を受け付ける。

 市社協は2014年度から生活困窮者の相談支援事業に当たっている。深刻なケースでは、石巻市の一般社団法人「フードバンクいしのまき」などから提供を受けた食品を届けている。

 今年は新型コロナの影響を受けた市民から経済面や就労面の相談が増加。「食べる物がない」という困窮者への食品提供は4~8月で延べ57件に上り、昨年同期の約2倍だった。

 手始めとして今月9日、職員約60人から募ったレトルト食品や缶詰などをフードバンクいしのまきに寄贈した。市社協であった贈呈式で、海道義(ただし)会長(79)は「困っている人がいるのを見逃すわけにはいかない」と話した。

 市社協は施設内に食品回収ボックスを設けて提供を呼び掛ける。連絡先は東松島市社会福祉協議会0225(98)6925。