東日本大震災の被災地を本拠地に持つ両チームの戦いは、仙台の完勝に終わった。震災から7年、試合ができなかった時の悔しさや、犠牲者の無念を胸に戦った志村は「勝てて良かった」。涙をこらえることができなかった。
 高岡監督が就任して2カ月余り。相手を68失点以内に抑えて勝つという目標を初めてクリアした。外からの攻撃が得意な福島に対し、激しく体を寄せて自由にさせず、3点シュートをわずか1本に抑えることができた。
 攻撃の積極性も増した。試合序盤から柳川が、ゴール下に切り込んでレイアップシュートを決めると、他の選手にも火が付いた。3点シュート2本を成功させた志村は「決める自信があった」と振り返る。目指すバスケをコート上で形にして上位チームをねじ伏せた。
 初戦を落としたカードで2戦目をものにしたのは今季ようやく2度目。「やっと組織として戦えた。もっと精度を高くすることはできる」と柳川。手応えをつかんだ勝利だった。(伊藤卓哉)