攻守ともちぐはぐで自滅し、15点差をつけられた第1クオーターが全てだった。桶谷監督は「ぶざま。全然駄目。プロとしての土俵に立てていない。敗者が淘汰(とうた)されていく世界で優しさは必要ない」と怒りをあらわにした。
 茨城に決められた3点シュートは4本。守備が甘く簡単にフリーになられた。ミラーは「ミスが多く、初戦とは別のチームのようだった」と振り返る。
 攻撃もまずかった。崩し切れないまま打ったシュートはことごとく外れ、ターンオーバーは8個を数えた。何度も速攻からの失点につながり、仙台とは逆に攻撃からリズムをつくる茨城にみすみす主導権をプレゼントし、4割を超える高い確率で3点シュートを決められた。
 東地区首位争いの直接対決。連敗が許されない茨城が激しく当たってくるのは分かり切っていたことだ。茨城は立ち上がりから真庭やラマートが闘志をむきだしにしてルーズボールに飛び込んだ。仙台には気迫を感じさせるプレーが少なかった。「自分たちの目指す守備を相手にやられてしまった」とミラーは悔やむ。
 もう9敗目で、12月を負け越して終える。気持ちを緩めることなく戦えるようにならなければ、取りこぼしをなくすことはできない。(射浜大輔)