仙台は最大19点差をひっくり返した第4クオーター残り3分から、再逆転を許して同一カード2連勝はならなかった。勝負を分けたのは精神面の差だ。
 土壇場で広島に積極性を見せつけられた。成功率が低いはずの岡本に3点シュートを決められてリードを許すと、ミラーには遠くから3点シュートを沈められて点差が広がった。
 「決めてくる強さがある。仙台にはそれがない」。桶谷監督は悔しげに振り返る。試合を通してフリーになってもシュートを打たなかったり、パスをもらいにいかなかったり弱気なプレーが目についた。終了間際はミスを連発。再度の逆転を期待する今季最多4207人の大歓声もしぼんだ。
 「物おじしていた」(桶谷監督)。声援を追い風にできないのは残念だ。迷わず3点シュートを狙いにいった安部のような積極性が求められる。
 「今日のような試合を勝てるチームにならなければいけない」。そう話す沢辺の目は真っ赤だった。B2東地区の首位争いは群馬、茨城との三つどもえが続く。これ以上離されないためにも、下を向いている時間はない。(射浜大輔)