仙台は迷いのない戦いぶりで終始茨城を圧倒した。連勝を今季最長の6に伸ばし、1カ月ぶりに2位に浮上した。
 この日何度コートで円陣を組んだことだろう。茨城はラマートが体調不良でこの日も欠場。シューター4人を並べたり、ビッグマンを3人同時に起用したりと奇策に走ったが、タイムアウトを使うことなく選手だけの話し合いで守備を修正した。
 「チームの方針と自分がすべきことを確認するだけでいい」と菅沢。攻めてはゴール下で強さを発揮したミラーをうまく使い、得点を量産。リードを広げた終盤は一気に攻撃のペースを落として時間を消費した。
 攻守に適切な判断をそれぞれの選手が下す。桶谷監督の目指すチーム像に、ようやく近づいてきたようだ。主将の月野は「やるべきことをやれば結果が付いてくると、皆が信じ始めている」と手応えを語る。
 今節群馬は福島に一つ星を取りこぼしてゲーム差は5に縮まった。次節は敵地での直接対決。まずはここを制して奇跡への序章としたい。(射浜大輔)