仙台の宮本がチームの危機を救った。第1クオーター7分、二つ目のファウルを犯してベンチに下がったティルマンの代わりにコートへ。積極的にリバウンドに絡み続け、第2クオーター8分に退くまで、実に5本の攻撃リバウンドを奪った。
 「体を張ってボールに食らい付くことを強く意識した」。ボールを奪ってはセカンドチャンスを演出する。自らもゴールを奪って6得点。守備ではミラーと連係し、身長で15センチ上回る208センチのセンター、ブレディや得点源のラベネルを抑えた。
 得点源のファウルトラブルという大ピンチの前半、宮本の奮闘により1点のビハインドでしのいだことが後半の爆発を呼び込んだ。
 193センチの日本人ビッグマンは、チーム唯一の地元仙台出身。しかし、今季はなかなか光が当たらなかった。1試合当たりの出場時間は4分余りでチーム最少。激戦となった27日の群馬戦もただ一人コートに立つことがなかった。
 それでも腐ることなくベンチから声を出し続け、チームメートを鼓舞してきた。「きょうはコート上で仕事ができた」。最年少の23歳は満足そうに試合を振り返る。奇跡をもくろむチームには、こんなラッキーボーイも必要だ。
(射浜大輔)