シーズン終盤での仙台の好調さの要因にはミーティングの充実がある。5連敗となった3月上旬の奈良戦以降、チーム全体で知恵を出し合おうと、選手たちが対戦相手について話し合って情報を共有。残り6試合全勝を目指してチーム力の底上げを図る。

 練習前、選手はペアを組んで話し合う。桶谷監督や落合アシスタントコーチの分析結果に、選手が実戦や試合映像などから気付いた相手選手の癖など「選手目線」の情報を肉付けする。

 選手が受け身になりがちなトップダウン型のミーティングを見直した。桶谷監督は「仲間に伝えるために考えをまとめなければならない。おのずと理解は深まる」と目的を語る。

 誰もが積極的に意見するようになり、試合中に円陣を組んだときの会話も活発になった。選手たちが考えを共有することで、タイムアウトに頼らなくても修正できるプレーも増えた。

 発言が増えた泉は「しっかり理解して相手の話を聞くことで、返事一つとっても前向きになった。みんなで押し上げている感覚がある」と話す。ミーティング時間は延びたが、効果はてきめんのようだ。(射浜大輔)