仙台はミスが目立って内容は決して良くない。事実、終了間際は山形に詰め寄られた。それでもしぶとく勝って連勝は11に。2014-15年シーズンのチーム記録に並んだ。
 「(戦術の)遂行力が低い。勝った気がしない」。桶谷監督に笑顔はない。試合中盤は不用意なファウルやノーマークのレイアップシュートを外すなど、自滅して流れを手放した。
 それでも立て直せたのは地力が付いてきた証拠だろう。勝負どころの第4クオーターは集中力を取り戻し、激しい守備で4分以上山形を無得点に封じる。月野は「声を掛け合って、全員が前を向くことで守備のリズムをつくれた」。スチールやリバウンドからの速攻で連続12得点した。
 連勝のスタートは3月9日。東日本大震災から8年となる日を前に、被災地のチームとして必死で戦う姿を見せることが必要だと再確認した。そこからチームは勝ち星を並べ、首位群馬に食らい付いてきた。
 次節は群馬との直接対決2連戦。一つでも落とせばプレーオフ進出の可能性が消える。「(接戦を制した)3月末とは違うタフな試合になる。今日の勝ち試合も反省し、課題をクリアして臨みたい」と月野。ねじを巻き直して敵地に乗り込む。(射浜大輔)