最後は自滅で終戦を迎えた。仙台は群馬との直接対決第1戦を落とし、3試合を残してプレーオフ進出の望みが完全に消えた。桶谷監督は時折言葉を詰まらせながら、「選手は厳しい要求に応えようと必死でついてきてくれた。昇格を果たせなかったのは監督の責任」と話した。
 ターンオーバーから28失点。シーズン中盤の敗戦を見ているかのような戦いぶりだった。激しい群馬の守備を前に攻撃が機能しない。パスミスや苦しい体勢でのシュートを繰り返し、主導権を握られた。
 「悪い流れを守備にも引きずってしまった」と振り返ったのはベテランの安部だ。第4クオーターは守備が崩れて突き放された。普段は冷静なティルマンがゾーン守備に切り替えたことに気付かず、マークがずれてしまったシーンが浮足立っていた戦いぶりを象徴している。首位を走り続けた群馬を前に、連勝中の勢いは完全にうせてしまった。
 試合後、コート上に広がった歓喜を選手たちはじっと見つめていた。「次につなげないと負けた意味がなくなる。来季はあの舞台に立つ」と沢辺。優勝セレモニーが終わると、そっと涙をぬぐっていた。(射浜大輔)