パ・リーグ開幕まで20日余りに迫り、東北楽天のチームづくりも大詰めを迎えている。編成などのチーム実務トップを担う安部井寛チーム統括本部長は「則本、岸、美馬の3本柱もここまで順調。チーム一体となったリカバリー(回復)をテーマにシーズンを戦いたい」と抱負を語った。
 今季は例年に比べて選手の入れ替えが少なく、新人を除いて新加入は渡辺直内野手ら3人。「その分、戦力が安定し、昨年見えた走塁強化などの課題が克服できる」と見込む。
 新外国人のディクソン外野手は肩の故障で合流が遅れているが、「今月中に来日し、4月中旬以降に試合に出られる状態」を目指す。昨季はペゲーロ外野手の故障が失速の一因となった。「今季は外国人野手が4人となり、故障者が出てもカバーできる」と自信を見せる。
 新人10選手では西巻(仙台育英高)、山崎(国学院大)の二遊間の内野手を評価。「センターラインが重要な中、レベルの高い2人の加入がチームに刺激を与えている」と期待する。投手陣も「3本柱に続く藤平、池田ら若手が先発を取りにいく気持ちを表現している」と手応えを口にする。
 今季はコンディショニング部を新設し、安部井本部長が部長を兼務。選手の体調管理を重視する。「選手の疲労度を測るなどの取り組みを始めた。球団全体で情報を共有し、けが防止に努める」と話す。
 1軍の試合に出場できる支配下登録は現在67選手で、上限の70選手まであと3人。「育成では久保投手がよく頑張っている。誰を上げるかなどはチーム状況を見て決めたい」とする。
 1月に死去した星野副会長に報いるためにもリーグ優勝が目標だ。「最新技術の駆使から手洗いうがいの徹底まで、各部署ができることを考え、ファンの皆さんと喜びたい」と意気込む。(野仲敏勝)