好調な東北楽天の島内が、走攻守で魅了した。先制点につながる安打を放ち、オープン戦の打率は4割2分9厘をマーク。「毎日毎日、いい結果を残したい。これで満足してはいけない」と渇望感たっぷりに語った。
 三回2死で先発多和田の外角直球を左前に運んだ。左翼手の松井が処理にもたついた隙を見逃さず二塁へ。直後のペゲーロの中前打で、先制のホームを踏んだ。
 四回には、芯を捉えた松井の当たりを跳躍して捕球。梨田監督は「非常に難しい打球だ。ピッチャーは助けられたし、踏ん張れた」と称賛した。
 昨季は中堅の定位置をつかみ、プロ6年目で初めて全試合出場。指揮官は「(昨季の経験が)自信になっているのでは」と好調な要因を分析する。本人も「1年目と同じ気持ちでやっているが、去年と比べて少し余裕が違う」と強調した。
 オープン戦はこれまで順風満帆に見えるが「バットの出方が悪く、ゴロがすごく多い。もう少し平行に球を捉えたいが、なかなか思うようにいかない」と自身をしっかりと見詰めている。心身共に充実している28歳に、2季連続でチームの主力となるための死角は今のところなさそうだ。(狭間優作)