東北楽天は、経験豊富な救援2投手が嫌な流れを断ち切った。
 2年目の先発藤平が5四死球と制球を乱し三回でまさかの降板。急きょ13年目の青山がマウンドに上がった。「早めに準備していた。一球一球丁寧に投げられた」。冷静なプレートさばきで、四、五回を三者凡退に抑え、荒れそうな気配の試合を落ち着かせた。
 青山が六回に1死一、二塁とされると、16年目で投手陣最年長の37歳久保が危機を救った。先頭宗に右前打を許し満塁となったものの、表情を崩さない。暴投で生還を狙った三走のT-岡田が本塁でアウトになると、続く山足をスライダーで二ゴロに仕留めた。「ラッキーな部分もあった。点が入らず助かった」と笑みを浮かべた。
 2回1/3を投げた青山は今季初白星。昨年9月以来の勝利投手で、そのマウンドでも、三回で降板した藤平を救援していた。「何か縁があるのかも。1失点と頑張った藤平からうまく引き継げてよかった」と後輩を気遣った。
 2人は今季、2軍スタートだったが、1軍昇格後、任された役割をしっかりこなしている。森山投手コーチは「ベテランさまさま」と信頼を寄せる。
 打線がつながり、救援陣にも落ち着きが出てきての4連勝。15日からは本拠地で2位ソフトバンクとの3連戦が控える。「非常にいい勝ち方ができた。仙台でも勝ちたい」と梨田監督。上位チームをたたき、この勢いを本物にしたい。(狭間優作)