プロ初勝利を含む4勝を挙げた5年目古川は大幅増となり「後半は1軍で安定した投球ができた。いいシーズンだった」と喜んだ。
 今季印象に残ったのは10月13日のロッテ戦。新人から6季連続の2桁勝利という則本の記録達成が懸かった試合で先発し、4回1安打無失点と好投。2点リードの五回から救援した2番手則本が3回無失点で10勝目を手にした。
 古川は「精神的に大変だった」と振り返るが、サプライズがあった。11月のファン感謝祭(楽天生命パーク宮城)で、自身のロッカーに見覚えのない箱があった。中にはスイスの高級ブランド「HUBLOT(ウブロ)」の腕時計。贈り主は則本だった。
 「うれしくて舞い上がりました。宝物です」。兄貴分からの感謝の品に、古川は興奮を抑えられなかったという。
 来季の目標はその則本、岸に次ぐ3番手の先発ローテーション入り。「2人の尻に火を付けられるように頑張りたい」。腕時計を着けたエース候補は飛躍を誓った。(伊藤卓哉)