巨人から移籍した東北楽天の橋本が仙台で自主トレーニングに励んでいる。昨年までは温暖な宮崎、沖縄で行っていたが、今年は原点に戻り故郷でスタートを切った。「プロ入りした時の感覚に近い。不安はあるが、楽しみの方がはるかに大きい」と意気込む。
 念入りに体を温めた後、昨季新人王に輝いた田中とノックを受けた。互いに笑顔で声を掛ける場面もあったが、同じ外野の定位置を争うライバル。橋本は「やるからにはレギュラー争いに勝ちたい。使ってもらえるように、(首脳陣に)いいイメージを植え付けたい」と語った。
 2009年に仙台育英高から巨人入り。走攻守そろった選手として期待されたが、1軍に定着できなかった。再起を図る今季は打撃力の向上に重点を置く。近年は打者の手元で小さく変化する球を駆使する投手が多くなった。「芯を外されてもヒットになる打球を増やしたい」と、振り込みや筋力トレーニングでスイングの強化を目指す。
 移籍後、母校の監督だった佐々木順一朗さん(福島・学法石川高監督)にあいさつに出向いた。佐々木さんからは「(東北楽天に)来るのが遅過ぎるよ」と冗談を言われつつ、「今年は頑張れよ」と激励されたという。
 「けがをしないように万全の状態でキャンプに臨む。今季は打率3割を打ちたい」と橋本。キャリアハイの活躍で古里を熱くする決意だ。(狭間優作)