辰己は守備練習では軽快なフットワークでゴロをさばき、持ち前の強肩で力強い送球を披露した。初めてのプロの練習メニューをこなした後は疲れた表情を見せたが、「充実した練習だった」と振り返った。
 立命大では、関西学生野球リーグ歴代2位の通算122安打を記録。来月、沖縄県で行われる春季キャンプで1軍入りするために、重点的にバットを振り込むという。
 年末年始も地元の神戸市でバットを振り込んだとあって、打撃練習では鋭いスイング。「体の切れがあった。大振りでもいい。まずはしっかりとバットを振る」と手応えを口にした。
 現時点での課題に体力不足を挙げる。新人合同自主トレでは「けがをしないようにしながら、基礎的な体力をつけていきたい」と語り、「全力で他の選手についていけば精神面も鍛えられる」と意欲を示した。
 平石監督ら1、2軍の首脳陣に見守られる中での練習にもかかわらず、「緊張はしなかった。新人らしく、元気を出してアピールしていきたい」と、期待のドラフト1位は強心臓ぶりを発揮していた。(伊藤卓哉)