東北楽天に育成を含めて投手6人、野手4人の成長が楽しみな新人選手が入団した。プロで輝きを放つことを誓い、第一歩を踏み出した若ワシたちを紹介する。

 50メートル走を5秒7で駆け抜け、遠投は120メートル超。抜群の身体能力を誇るスター候補だ。課題の打撃も「飛距離は出せる。あとはムラをなくすだけ」と強気だ。143試合フル出場し、昨季の田中に続く新人王を狙う。
 立命大では1年から「1番・右翼」でレギュラーをつかみ、2年で早くも大学日本代表に選ばれた。国際大会では3年連続で計4本塁打を放つなど大舞台で強さを発揮してきた。「野球を始めた小学1年から、けがをしたことがない」と体の強さも自慢だ。
 ドラフト後は気を緩めることなくトレーニングに励んだ。4~5キロのランニングに加え、坂道での短距離ダッシュ10本をほぼ毎日続けた。「野球が友達」と言うほど、野球に関する苦労はいとわない。5日の入寮後も野球に没頭できる環境を楽しんでいる。
 悩みは食が細いこと。「ご飯は茶わん1杯で十分」だが、プロでは食事もトレーニングの一環と位置付ける。入寮日には食堂で特製カレーと唐揚げをほお張り「おいしい。これならしっかり食べられる」。必要な筋肉を付けながら、現在の体重72キロから4、5キロ増やすことを目標にする。
 念願のプロ入りを果たしたが、1軍の外野の3枠に入るには田中、島内、新外国人のブラッシュらとの厳しい争いが待っている。「まだ死ぬほどの努力をしていない。だからこそ自分には伸びしろがある」。新人合同自主トレーニング、春季キャンプでの成長に期待がかかる。(伊藤卓哉)

[たつみ・りょうすけ]ドラフト1位。1996年12月27日生まれ。兵庫県出身。180センチ、72キロ。右投げ左打ち。兵庫・社高-立命大。背番号7。