藤平がようやく本来の直球を取り戻しつつある。7日は2度のブルペン入りで入念にフォームとボールの軌道を確認。「いい形で投球ができた。真っすぐが強くなってきた」と語った。
 この日は野手陣のフリー打撃の投手役を務める予定だったが、雨のためブルペンでの投球練習に変更となった。背後で伊藤投手チーフコーチが見守る中、1度目のブルペンでは75球を投げ込んだ。
 2度目は全体練習後の個別練習で「自分の課題を修正したかった」と志願。一球一球の感触を確かめながら50球を投げた。
 第1クールは苦しんでいた。投球の際、軸足に重心が掛かり過ぎて体重移動がうまくできず、思うような直球を投げられなかった。伊藤コーチとネットスローなどでフォームチェックを進め、第2クールからは「いい感じになってきた」。
 新人だった2017年シーズンに3勝を挙げ「将来のエース候補」と呼ばれたが、昨季はフォームが固まらず4勝にとどまった。キャンプでは1年間しっかり戦えるフォーム固めに取り組んでいる。
 伊藤コーチは「則本昂、岸に続く投手になってもらいたい。すぐに結果が欲しくなるだろうが、近道をしようとせず課題に取り組んでほしい」と期待を寄せた。
 藤平は「2人に追い付き、追い越す気持ちでやっている。先発ローテーションで1年投げ抜き、今年こそ規定投球回をクリアしたい」と決意を述べた。(中村紳哉)