内田が連日打ち込んでいる。昨季放った本塁打は12。今季さらなる飛躍が期待される23歳は「20本塁打が目標」と気合を入れる。
 「キャンプは徹底して振り込もうと決めていた」。全体練習での打撃練習はもちろん、居残りで毎日フリー打撃に取り組む。この日は室内練習場で158本を打ち込むと、ばったりとその場に寝そべった。
 打撃の質を上げるために量をこなす。「打席でのタイミングの取り方、芯で捉える感覚が良くなってきた」と手応えを感じ取る。居残り練習で打撃投手を務めた伊志嶺ブルペン捕手は「内角の球にスムーズにバットが出ている。打球も鋭くなってきた」と話す。
 「近くにお手本がいる。いい影響が出てくるはずだ」。金森打撃チーフコーチは浅村の存在が大きいとみる。高校時代から何度も動画でスイングを見てきた憧れの強打者。まだ、直接指導を仰いでいないが、「どの方向にも本塁打を打てるのはすごい。何でも聞いてみたい」と目を輝かせる。
 昨季は58試合に出場した。20本塁打をクリアするためには出場試合を増やすことが必要。これまで三塁を守る機会が多かったが、キャンプ中は「難しい」と言う一塁の守備練習をこなしている。
 「守れる位置が一つでも増えれば試合に出られる機会が増える」。143試合のフル出場を意識し、攻守のレベルアップに励む。(伊藤卓哉)