大リーグ、エンゼルスから今季加入したブラッシュが、開幕に向けてギアを上げている。「ウィーラーらに聞きながら徐々に日本の野球に適応してきている。日本は繰り返しの練習が多く、日々いい経験を積んでいる」と充実感を漂わす。

 12日のフリー打撃では47スイングのうち、12本の柵越えと、10本のヒット性の当たりを放った。低めの外角のボールを一直線で中堅深くに運ぶなど、マイナーリーグ通算169本塁打の長打力を見せつけた。

 課題はいかに安定して芯で捉えるか。練習では終盤になるほど安打性の当たりが増すが、序盤は上体が泳いで打ち損じることが多い。平石監督は「打撃動作の始動のタイミングをつかめば良くなる」とみる。

 チームの「できれば二つ以上の位置で守れるように」との方針の下、ほとんど経験のない一塁の守備の技術も磨いている。練習ではゴロをはじいたり、後逸したりと悪戦苦闘。失敗するたびにコーチに助言を求めるなどひたむきに取り組む。

 真喜志ヘッドコーチは「久米島(キャンプ)より明らかに良くなっている」と手応えを語る。ブラッシュは「守備はいい挑戦になっている。打撃は実戦をこなせばもっと良くなる。調整は順調だ」と力を込めた。(狭間優作)