◎5月 銀次内野手

 前月に印象的な活躍を見せた東北楽天の選手を取材班が選ぶ「E番が選ぶイチワシ」。5月は2度の1試合5安打を記録し、月間打率が3割3分3厘だった銀次内野手に決めました。チームを引っ張る主将は「開幕当初よりも上半身と下半身のバランスが良くなってきました」と話しました。
 4月末の打率は2割2分8厘と本調子とはいえない状態でしたが、4月下旬から打撃の感じが良くなってきたようです。5月は26試合のうち7試合で複数安打を記録。月末には打率を2割8分超まで上げました。
 5月8日のソフトバンク戦(楽天生命パーク宮城)で自身が持つ球団記録と並ぶ5安打を放つと、12日のオリックス戦(ほっともっとフィールド神戸)でも右に左にと打ち分けて5打数5安打と大暴れしました。「暖かくなり、体が動くようになってきた」と好調の要因を語ります。
 9日のソフトバンク戦(楽天生命パーク宮城)では、持ち前の巧みなバットコントロールでサヨナラ打を放ちました。3-3の九回無死一、二塁。バントの構えに反応した一塁手が前進してくるのを見てヒッティングに切り替え、二塁方向へゴロを打ちました。二塁手は一塁のカバーに向かっていたため、打球は右前へ。技ありの一打でした。決勝打の場面を「ベンチから『一塁手が前進してきたら打ってもいい』と伝えられていた。狙い通りの場所にうまく打てました」と振り返ります。
 チームは開幕から快進撃を続け、単独首位で交流戦に入りました。ベンチの雰囲気について「とてもいい。ベテランの(渡辺)直人さんや今江さんが中心になって声を出し、それに若手がついてきている」と指摘します。主将の言葉からも、チーム状態の良さがうかがえました。