東北楽天は今季最多タイの4併殺を喫し、上位定着への足掛かりとしたい首位ソフトバンクとの大事な3連戦初戦を落とした。
 「犠牲フライでも内野ゴロでも1点が入っていた。あの攻撃で雰囲気が重くなってしまった」。平石監督が悔やむのは、0-2の二回無死満塁の場面だ。ウィーラーが先発高橋礼の内角直球に差し込まれ、最悪の投ゴロ併殺打。直後の辰己が三振に倒れ、まさかの無得点に終わった。
 0-2の四回1死一塁、銀次の二ゴロ併殺打も痛かった。試合前まで11打数5安打と高橋礼を得意としていたが、1ボール1ストライクからの低めの変化球を打たされた。「低めと高めの制球が良かった。(併殺打の球は)打つかどうか迷った分、打球が正面に行ってしまった」と嘆いた。
 この試合を含めチームの併殺84回はリーグ最多。1試合平均は0.79回と、最下位だった昨季の0.76回を上回る。指揮官はリーグ最多20回のウィーラーを七回にベンチに下げ、反撃の機会をうかがったが、八回無死一塁では浅村が、二ゴロ併殺打に仕留められた。
 3位にかろうじて踏みとどまったものの、首位とは6.5ゲーム差に遠のいた。「今日は反省して、明日はしっかり準備して臨む」。平石監督の表情は険しかった。(狭間優作)