◎8月 島内宏明外野手

 前月に印象的な活躍を見せた東北楽天の選手を取材班が選ぶ「E番が選ぶイチワシ」。8月は、球団の月間最多安打記録を更新する38安打を放った島内宏明外野手に決めました。

 8月31日の日本ハム戦(楽天生命パーク宮城)で、リーグトップの14勝を挙げている有原から2安打を放ち、この試合前まで36本で並んでいた銀次内野手を抑えて新記録を樹立。「そんなに意識してはいなかったけれど、達成できてうれしかったですね」と笑顔で振り返ります。

 8月の月間打率は3割6分2厘と絶好調でした。7月の2割7分7厘から大幅に打率を上げた要因は打撃フォームの改造。右足を上げた時に体重を左臀部(でんぶ)に乗せることでスイングが安定したそうです。「打席で迷いなくバットを振れるようになり、いい結果を出すことができました」と納得の表情を見せました。

 38安打を記録した後、報道陣に好調の理由を「酒を飲んでオンとオフを切り替えているのがいいのかも」と語りましたが、「冗談のつもりでした」と苦笑い。試合で集中力を高めるために「ユニホームを着ている時間を短くしています。移動する時も極力私服。気持ちのリセットは大切です」と力説します。

 今季は開幕戦から5月中旬まで「つなぎの4番」で活躍しました。その後は上位から下位までさまざまな打順を経験。8月は主に2番打者を務めました。「どの打順でもチャンスで打てないといけない」。得点圏打率3割4分3厘の左打者は気を引き締めています。

 混戦模様のリーグ戦も最終盤を迎え、クライマックスシリーズ(CS)進出に向けて負けられない試合が続きます。9月初めは精彩を欠いていましたが、7日から1番に座り、調子を戻してきました。「しっかりと一本ずつヒットを重ねて貢献したい」と闘志を燃やします。