東北楽天の松井が6年目で初の最多セーブ投手賞に輝いた。今季、シーズン最多の68試合に登板し、キャリアハイとなる38セーブをマーク。念願のトロフィーを手にし「セーブは個人だけでつけられない数字。みんなに取らせてもらったタイトル」。守護神は感謝の言葉を並べ、喜びに浸った。

 2015~17年は3年連続で30セーブ以上を記録したが、18年はわずか5セーブ。「昨シーズンの悔しさを持ち続けながら、過ごすことができた」。悔しさが飛躍のばねとなった。

 20年の東京五輪出場に並々ならぬ思いを寄せる。だが、国際大会「プレミア12」は左肘の違和感で急きょ辞退。五輪のマウンドに立つための大切なアピールの場を逃した。

 「当然(五輪に)出たいし、そのためにプレミアに選ばれたいと思ってやってきた。悔しかった」。仲間の活躍を毎試合テレビで見ては、無念さを募らせた。

 来季、五輪出場に加えてチームを日本一へ導くのが目標だ。「どんな形でもいいのでチームに貢献できるよう頑張りたい」。頼れる左腕の言葉には力がこもっていた。
(伊藤卓哉)