東北楽天の主将に今季就いた茂木が10日、遊撃の定位置死守へ改めて強い意志を示した。テレビ会議アプリで取材に応じ、「キャプテンとしてプレーで(チームを)引っ張りたい。がむしゃらになってレギュラーを取りにいく」と語った。

 楽天生命パーク宮城の室内練習場を中心にティー打撃などに取り組んだ。約40日間のチーム活動休止が明けて間もないため、自身の現状は「ちょっと引き締まっていない感じはある」と明かす。その上で「(練習の)ペースを上げるところは上げ、なおかつ、けがをしない体をつくることが大事になる」と未定の開幕に向けた道筋を思い描く。

 昨季は自己最多141試合に出場。1月には5代目主将に就任した。意気揚々と臨んだ春季キャンプ中の2月半ば、体調不良でつまずいた。茂木不在のオープン戦で、ドラフト1位新人の小深田らが躍動し、定位置争いは一気に激しさを増した。

 新型コロナウイルスの影響で開幕延期となり、図らずも回復に十分な時間を得た。万全の状態ならば最有力候補となる26歳は「若くて力のある選手と競い合い、自分の技術も高められたら、チームは強くなる」と競争意識をあらわにする。

 活躍を見せたい人もいる。梨田昌孝元監督だ。1年目から茂木に期待を寄せて積極起用してくれた恩師は、新型コロナウイルス感染症で一時、集中治療室に入った。「すごく心配したが(快方に向かっていると聞き)ほっとした。成長した姿を見せられるように、もっともっとうまくなりたい」と決意を新たにする。
(佐藤理史)