「幼い頃からの夢、プロ野球選手になりたいという思いが強かった」
 10日午後4時ごろ、秋田・金足農高野球部の久米信彦部長、中泉一豊監督と共に同校体育館に現れた吉田輝星投手は約130人の報道陣を前に、プロ入りへの情熱を明らかにした。
 会見では大学に進学するかどうかで進路に「迷いはあった」と揺れた心境を吐露する一方で、最後は自ら決断したことを強調し、「自分の思いを尊重してくれる方がいっぱいいた」とも述べた。
 同席した中泉監督も「国体後に進路を聞いたときには(プロ入りに)迷いはなかった」と意思の固さを指摘。「謙虚さや学ぶ姿勢など、金農で培ったことをプロの世界でも発揮してほしい」と期待を寄せた。
 全国的に注目された会見とあって、吉田投手は終始緊張した面持ちだった。表情が緩んだのは、会見終了後の写真撮影で報道陣からマウンド上で見せた刀を抜くような「侍ポーズ」を求められた時。表情をようやく和らげ、照れたような顔になった。
 夏の甲子園大会での活躍後、周囲から多くの声援が寄せられている。「期待にしっかり応えたい」。さらなる活躍を誓っていた。