【評】八戸学院光星が三回の大量点を生かした。太山のソロ本塁打を口火に3四死球と近藤、大江、下山の3適時打で5点を先取。後藤が終盤も粘り、反撃を3点に抑えた。花巻東は投手陣の制球が乱れた。

 ▽準決勝
八戸学院光星(青森)
   005000110=7
   000000120=3
花巻東(岩手)

<下山、スライダー捉え2適時打>
 八戸学院光星の下山が3安打2打点の活躍を見せた。三回は1死一、二塁から内角低めのスライダーを中前にはじき返してこの回5点目。「スライダーが絶対来ると思っていた。浮気せずに待っていた」とはにかんだ。
 1点を奪われた直後の八回の攻撃は、再びスライダーを中越えに運んで適時二塁打に。「逆転で勝ち進んできた花巻東の流れにのみ込まれたくなかった」。花巻東の反撃ムードをかき消した。
 弘前市出身で投手もこなす。「優勝して神宮大会に出場することが目標。自分の結果よりもチームのために戦う」と決勝に向け気持ちを引き締めた。

<花巻東投手陣、踏ん張れず>
 花巻東は先発西舘が三回のソロ本塁打をきっかけに3四死球と崩れ、この回途中で5失点して降板した。「本塁打を打たれて動揺があった」と目を赤くして悔しがった。
 2番手の左腕中森は六回に打球を左足に当てるアクシデントがあった中、2失点と粘り、味方の反撃を呼び込んだ。それでも10安打を浴び、「聖光学院(福島第1)、仙台育英(宮城第1)に逆転勝ちしたことを無駄にしないようにと投げたが、八戸学院光星の打線は力があった」と負けを認めた。
 佐々木監督は「大会を通して失点が多過ぎた。課題は投手陣だと浮き彫りになった」と来夏に向けて語った。