秋田市で開かれた第71回秋季東北地区高校野球大会は18日、青森第1代表の八戸学院光星が5年ぶり5度目の優勝を飾って幕を閉じた。投打のバランスが抜きんでており、大会を通して安定した力を発揮した。
 主戦後藤は3試合で22回2/3を投げて防御率1.59。山田、下山、横山ら救援陣も層が厚く、決勝は後藤の先発を回避する余裕があった。犠打は4強最多の16で、そつのない野球で勝ち抜いた。
 決勝で敗れた盛岡大付(岩手第1)は伝統の強打が健在だ。チーム打率は3割6分3厘で4強トップ。準々決勝と準決勝はコールドで勝ち抜いた。決勝は八戸学院光星を上回る安打を放ちながら、あと一本を欠いたのが悔やまれる。主戦阿部がほぼ一人で投げ抜いた。控え投手の充実も今後の課題だろう。
 57年ぶり出場の古川(宮城第2)が旋風を巻き起こした。8強唯一の公立校は2回戦を延長サヨナラで勝ち抜くと、準々決勝は秋田第1代表の秋田修英に競り勝った。主戦千坂は3戦計17奪三振。バックも1失策と堅守でもり立てた。チーム打率は2割2分台で、打撃力の強化が今後の鍵となるだろう。
 来春の選抜大会に出場することが濃厚となった八戸学院光星は、夏の甲子園で龍谷大平安(京都)に1-14と大敗した悔しさを原動力に成長してきた。他のチームも今大会の悔しさをばねに、冬場の練習に励んでほしい。(今愛理香)