高校野球の強豪、宮城・東北高と仙台育英高で長年監督を務め、春夏27度の甲子園出場に導いた竹田利秋氏(77)が2日、33年ぶりに東北高の練習の指導に訪れた。近年低迷する同校から手助けを求められ「少しでも役立てるなら」と引き受け、今後もチームづくりに携わっていく。
 東北高では竹田氏のかつての教え子、富沢清徳監督(51)が1日に就任したばかり。竹田氏は仙台市泉区のグラウンドに姿を見せると、富沢監督や選手と言葉を交わしながら、練習の様子に目を凝らした。
 「富沢監督は誠実で信頼できる人。彼をバックアップしながら、生徒たちの夢を達成するお手伝いをしたい」と抱負を語った。肩書はないものの、実質的なアドバイザーとして定期的に指導に訪れる。
 竹田氏は1965年に東北高コーチとなり、68年に監督就任。最終年の85年は佐々木主浩氏(米大リーグ・マリナーズなど)と富沢監督のバッテリーを擁して春夏の甲子園で連続8強入りを果たした。
 その後は95年まで仙台育英高監督を務め、89年夏の甲子園で準優勝。現在は国学院大総監督の傍ら、各地の高校に出向いてアドバイスをしている。
 東北高は2016年夏を最後に甲子園から遠ざかる。「私が監督になった時も弱かった。その頃に戻ったのかな」と語りつつ、「チームを立て直すことは非常にやりがいがある。『なぜこの練習が必要か』を説明しながら教えていきたい」と意欲を示した。