第49回明治神宮野球大会は9日、神宮球場で開幕して1回戦4試合が行われ、各地区秋季大会を制した10校が参加する高校の部は八戸学院光星(東北)と初出場の札幌大谷(北海道)が準々決勝に進んだ。11校で争う大学の部は環太平洋大(中国・四国)、関西国際大(関西2)が8強入りした。
 八戸学院光星は後藤が完投し、東邦(東海)を7-3で破った。札幌大谷は一回に5点を挙げ、龍谷大平安(近畿)に6-5で競り勝った。環太平洋大は函館大(北海道)を2-1で下し、関西国際大は8-1で中部学院大(愛知・東海・北陸)に七回コールド勝ちした。

 ▽1回戦
八戸学院光星(東北)
    500000002=7
    100010100=3
東 邦(東海)

 【評】八戸学院光星が逃げ切った。一回2死満塁から下山の左前2点打など3連続適時打を浴びせて5点を先取。九回には武岡の中越え本塁打などで突き放した。先発後藤は11安打を許しながら要所を締め3失点完投。東邦は得点機に畳み掛けられなかった。

<5得点大きかった/八戸学院光星・仲井宗基監督の話>
 相手投手のエンジンが掛かる前に5点を取れたのは大きかった。来春の選抜大会に出場する可能性が高い学校がそろう大会で、自分たちがどこまで通用するのか確かめたい。

<後藤、巧みな投球術で完投>
 八戸学院光星の後藤は11安打を許しながらもピンチで底力を発揮し、3失点完投した。149球の熱投に「長打だけを気を付け、変化球を低めに集められた」とほっとした様子だ。
 間合いやけん制球のタイミングを変えて、打者の打ち気をそらした。「打ちづらくはないが、思わず打ってしまった」と東邦の森田監督が嘆くほどの巧みな投球術だった。
 徐々に点差を詰められ、六回の攻撃では犠打失敗で自ら好機をつぶすなど、嫌な雰囲気が漂った。東邦は2年前の夏の甲子園で最大7点差をひっくり返された因縁の相手。当時中学生だった後藤は「意識はしていた。相手を勢いづかせないよう、最後まで集中できた」と冷静に振り返った。

3失点完投した八戸学院光星先発の後藤