▽準々決勝(石巻市民)
古  川000011000=2
仙台育英00001410×=6

 【評】仙台育英が六回に逆転した。1点を追う1死満塁、中里の3点三塁打で試合をひっくり返すと、水岡の適時打で1点を加えた。投げては6投手をつないで逃げ切った。古川は五回に先制するなど善戦したが、終盤に力尽きた。

<勝利を導いた9番中里の一振り>
 追いつ追われつの展開を打ち破ったのは9番打者の一振りだった。仙台育英は1点を追う六回、中里の右中間を破る走者一掃の三塁打で逆転。内角低めのスライダーをすくい上げ、「しっかり捉えたので感触は軽かった」。自信の一打を振り返った。

 古川の先発マウンドは本来捕手の高橋寛。仙台育英は一回こそ先頭からの連打で好機をつくったものの、二~四回はわずか1安打。中里は「(打線全体で)強振し過ぎてフライが多かった」と反省する。逆転打は「しっかりとボールを捉えることを心掛けた」。常に先行を許す重たい雰囲気を払いのけた。

 古川・高橋寛投手(公式戦初先発)「どこまでできるか自信はなかったが、五回まで1点に抑えたので手応えは感じている。主戦千坂の疲労を考えて、夏までに2番手が成長しなければならない」