春季東北地区高校野球県大会は23日、石巻市民、仙台市民両球場で準々決勝4試合があり、東北、東北学院、聖和学園、仙台育英が勝って準決勝進出を決めた。春の県大会で私立校が4強を独占するのは初めて。
 東北は佐沼に5-0で零封勝ち。東北学院は古川学園を6-1で破った。聖和学園は9-3で塩釜を退け、仙台育英は古川を6-2で下した。
 24日は休養日のため試合はなく、25日は石巻市民球場で準決勝2試合がある。

◎東北学院中盤猛攻

 ▽準々決勝(仙台市民)
東北学院000033000=6
古川学園000000010=1

 【評】東北学院の投打がかみ合った。井上は7安打1失点で完投。打線は五回1死満塁から鈴木の右犠飛と小林玲の左越え2点二塁打で3点を先取し、六回にも3点を加えた。古川学園は八回に1点を返したが、反撃が遅かった。

<主戦井上、直球で要所締める>
 東北学院は快勝で初めての春の県大会4強を決めた。立役者は2年生主戦の井上だ。108球で1失点完投し「しっかり腕を振って投げられた」と満面の笑みだった。
 序盤に高めの変化球を狙われて得点圏に走者を背負うも、直球で要所を締めた。終盤も球威は落ちず、最後の打者も真っすぐで押して三振に。「自信のある球で終わりたかった」と冬に体幹トレーニングで磨いた成果を発揮した。
 目標とする東北大会へあと1勝。「次はゼロに抑え、チームの新しい歴史を刻む」と力強かった。

 古川学園・佐々木投手(五、六回に3点ずつ失い途中降板)「五回は球威を上げようとした結果、制球が乱れて先頭打者に四球を与えた。投球のテンポが崩れ、流れを悪くしてしまった」