春季東北地区高校野球県大会最終日は26日、石巻市民球場で決勝と3位決定戦があり、決勝は仙台育英が東北に8-6で勝ち、4年ぶり24度目の優勝を果たした。3位決定戦は東北学院が聖和学園を4-1で破り、初の東北大会出場を決めた。
 仙台育英は五回、小濃の犠飛で勝ち越すと、七回は千葉の2点適時打などで一挙4点を奪って乱打戦を制した。東北学院は九回、喜早(きそう)の適時打などで勝ち越し、投げては主戦井上が好投して逃げ切った。
 仙台育英、東北、東北学院の3校は6月6~10日に山形市などで行われる東北大会に出場する。組み合わせ抽選会は31日にある。

 ▽決勝

仙台育英000211400=8
東  北110000310=6

 【評】仙台育英が逆転勝ち。四回に2点差を追い付き、2-2の五回1死二、三塁から小濃の左犠飛で勝ち越した。六回は敵失で加点、七回は千葉の2点中前打などで4点を挙げて引き離した。東北は終盤に4点を返し粘ったが、もう一押しが足りなかった。

<東北、好機生かせず13残塁>
 東北打線は毎回走者を出しながら畳み掛けられなかった。三~六回のゼロ行進の間に主導権を手放して反撃が遅れた。4番中西は「好機で肩の力を抜くべきだった」と振り返る。
 2-2と追い付かれた直後の四回の攻撃を悔やむ。2死一、二塁で打席に立ち、三ゴロに倒れた。4安打を放ったこの日唯一の凡退。力みからボール球に手を出し、「打てたら流れは変わっていた」。
 安打数は12で仙台育英を2上回ったが、残塁は約2倍の13。得点圏に走者を置いた想定でシートノックを重ねてきたが、課題を解消できなかった。中西は「詰めが甘かった。今以上に練習での意識を高める」と成長を期していた。

<継投陣の活躍光る/仙台育英・須江航監督の話>
 継投陣がしっかり抑えてくれたのが良かった。鍛えてきた打撃も試合で結果を残してきた。東北大会も3、4投手をつないで戦い、夏に備えたい。

<自分たちからミス/東北・富沢清徳監督の話>
 自分たちからミスをしたら力のある相手には勝てない。相手のミスを点に結び付けられなかったところで差が出た。東北大会に向け全てレベルアップさせる。