春季東北地区高校野球大会は10日、山形県野球場で準決勝2試合があり、弘前学院聖愛(青森第2)と明桜(秋田第1)が決勝に進んだ。
 弘前学院聖愛は激しい点の取り合いの末、仙台育英(宮城第1)を7-6で破った。明桜は序盤のリードを守って鶴岡東(山形第1)を3-2で退けた。
 最終日の11日は午前10時に同球場で決勝がある。

 ▽準決勝

弘前学院聖愛(青森)200001202=7
仙台育英(宮城)  001111020=6


 【評】弘前学院聖愛が激しい打撃戦を制した。5-6の九回1死二、三塁、古舘が逆転の2点中前打を放って試合を決めた。仙台育英は3度リードを奪うも、投手陣が踏ん張り切れなかった。

<古舘、ミート重視で逆転打>
 追いつ追われつの展開を、最後に制したのは弘前学院聖愛だった。逆転打は3番古舘。九回1死二、三塁で中前に運び「自分で決めようとせず後ろにつなぐ意識で臨んだ。安打になってホッとした」。春の東北大会初の決勝進出を引き寄せた。
 左腕笹倉に対し「真っすぐが速いので、焦らずミートを重視した」。直球を捨て、2ボール1ストライクからのスライダーを捉えた。3戦連続の複数安打の活躍で「決勝も力まず自然体で行く」と力強く語った。

<継投はまらず、四球で失点>
 仙台育英は武器の継投が崩れた。ピンチはやはり四球が端緒となる。九回、弘前学院聖愛の逆転劇は主戦大栄が先頭を歩かせたところから始まった。六、七回も代わったばかりの2番手鈴木千、3番手鈴木日が先頭に四球を与えて失点につながった。
 七回コールドの初戦で5人、五回コールドの準々決勝ですら3人をつないで勝ち進んできた。須江監督は夏を見据え、継投の重要性を説き続けてきただけに表情は厳しい。「四球からの失点は最も駄目な形。大きな反省点だ」と語った。