令和初戦は大勝でスタートした。兵庫県西宮市の甲子園球場で9日にあった第101回全国高校野球選手権大会1回戦で、宮城代表の仙台育英は飯山(長野)を20-1で下した。三塁側スタンドには、生徒や保護者ら約800人が詰め掛け、回を追うごとに得点を重ねたナインの姿に歓喜した。

 大量得点のきっかけは、0-1の三回2死一、三塁。主将の千葉蓮(3年)の左翼線二塁打と送球の間に2走者がかえって逆転し、流れを引き寄せた。大栄陽斗(あきと)(3年)と笹倉世凪(せな)(1年)も長打で続き、この回4得点。観客席からは「いけ、いけー」と歓声が上がった。

 千葉の父、伸さん(45)=大崎市=は「夢の甲子園で思い切り暴れてほしい。宮城大会は投手に頑張ってもらった。今度は打線が打ちまくってくれるだろう」と期待した。

 チームは勢いに乗り、四回の3得点で早々に試合を決めると、五回は一挙10得点。終盤も攻撃の手を緩めず、計24安打と圧倒した。

 スタンドから応援を送る野球部員の佐久間駿さん(3年)は「ベンチ入りできず悔しかったが、これほどの活躍を見せてくれるとうれしい。令和元年に東北初の優勝を目指している。幸先の良いスタートを切れた」と喜んだ。