福島代表の聖光学院は12日、海星(長崎)との初戦を迎える。戦後最長を更新する13年連続出場を果たしたが、春は県大会2回戦で敗れるなど荒波を乗り越えての甲子園切符となった。清水主将は「挑戦者の気持ちで目の前の相手に全力でぶつかる」と意気込んでいる。

 福島の絶対王者にとって、今年ほど苦しい春はなかった。県大会地区大会決勝で福島商に敗れて県内公式戦の連勝が49でストップ。県大会は東日本国際大昌平に屈し、11年ぶりに東北大会出場を逃した。

 「自分たちは強いと勘違いしていた。全員で何が悪かったか考える時間が必要だった」と清水主将。県大会敗退後は約2週間ボールを使った練習をせず、選手だけでミーティングを開き続けた。

 「全力疾走してない」「打撃で手を抜いている」。お互いに不満をぶつけ合って自分たちの野球を見つめ直した。夏の福島大会は6試合全てで先制点を奪う安定した戦いぶりを見せた。決勝も日大東北との接戦を制して頂点に立った。

 11日は兵庫県西宮市で約2時間練習し、野手陣は打撃練習に集中した。清水主将は「春の負けがあったから強くなれた。海星戦は打ち合いに持ち込んで勝ちたい」と話した。
(大谷佳祐)